固定相場制

「1ドル、360円の時代」

約4ヶ月半ぶりの円高ドル安水準に、
というニュースが飛び込んできましたが、
かつて、円とドルの関係はどうだったのでしょうか。

そもそも為替レートが、
現在のように日々変動する制度になったのは、
いつのことなのでしょうか。
1971年(昭和46年)までは、固定相場制と言って、
為替レートをある特定の水準に固定、維持させていました。
「1ドル、360円の時代です」

戦後の日本は、長らく経済が安定しませんでした。
そのために為替相場を固定することによって、
インフレ的金融政策を抑制することが狙いにありました。
しかしながら、高度成長期とともに、
為替レートを市場での需要に応じて、自由に決められる制度に
移行していきました。
これを変動相場制とした1973年のことです。

それから、時は流れて50年余り、
毎日のように1ドルが何円ということになっていったのです。
360円からスタートして、現在は150円前後、
日本の経済力には力がありますね。

2011年(平成23年)10月31日には、75円まで円高が進みました。
背景としては、
その年の3月11日に起こった、東日本大震災によって、
円の需要が高まったとされています。

記念すべき第1回目の本コラムで、

円安、円高についてご案内しています。
ご参考にどうぞ。

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次