高額療養費制度引き上げ

「入院の自己負担額は高額療養費制度を使えば、
月8〜9万円に抑えることができます」
保険業を生業としている頃、
このようなトークをお客様によくしていました。
「ゆえに、医療保険やがん保険は、公的医療制度のサポートでいい」
「蓄えがあれば、掛け捨ての医療保険やがん保険に加入する必要性は
ありません」と。
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2025年8月の引き上げ見送りへ 高額療養費制度 石破首相が表明 これまでの経緯は? | NHK
【NHK】(記事更新 3月7日)医療費が高額になった患者の自己負担を抑える高額療養費制度について、石破総理大臣は、ことし8月の負担上限額の引き上げを見送った上で、秋ま…
このようにみなさんの家計を圧迫する法案が、
知らないうちに可決されています。
本ブログでは、2回にわたり「お米の値上がり」「食料供給困難事態対策法」
についてご紹介してきましたが、またしても医療費のしわ寄せを
私たちが負担することになりました。
今年の8月より、段階的に引き上げを行なうようですが、
2027年8月からは、国民の平均年収461万円(給与所得者)で考えると、
月10〜11万円の負担となります。
NHKのインタビューに答えていた主婦が、
「誰も好き好んで病気になる人はいない」と言っていましたが、
まさにその通りだと思います。
万が一の備えについて、
公的と民間の保障制度が国民を支えていくのにもかかわらず、
この国の制度は国民に負担をかけ続けています。
世界に類を見ない「国民皆保険制度」の保険料も
年々負担増となっています。
このままでは崩壊してしまいます。
私は成人してから40年、入院した経験がありません。
以前の保険業という仕事柄、お客様の入院のお見舞いには数多く行きました。
患者さんだけでなく、医療従事者の方たちも大変な苦労をされています。
一刻も早い合意形成と私たちも声を大きくして、
この問題に向き合っていきましょう。
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