空き家の現況と対策を考える 後編

「住まいのエンディングノートを活用してみましょう」

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前編では、空き家の現況をお伝えしましたが、
後編では、対策を考えてみます。

売却!? 賃貸!? 活用!?

売却
空き家を売却するには、様々な問題があります。
まず、ニーズがあるのかどうか、ということです。
買い手が見つからないことには、どうにもなりません。
物件は老朽化もさることながら、立地条件も大切です。

人気のある物件であれば空き家にはならないはずです。
その上で買い手が見つかったとしても残置物の処理費用もかかります。

私自身、古民家を購入した際、この残置物がネックとなりました。
結果的に大家さんと費用を折半しましたが、費用は結構かかりました。
地元の不動産業者や行政との連携は不可欠です。

賃貸
賃貸も売却同様に、ニーズがなければ成立しません。
居住の他、「セカンドハウス」「別荘」「仕事のための家」など、
使い道はいろいろですが、借りる人の想いを汲み取ることも大切です。

以前聞いた話ですと、海沿いや山間部などの家は、
売主が、DIY型賃貸を提案している場合も多いようです。
最終的に気に入ってもらえば、買ってもらうのですが、
なかなかハードルは高そうですね。
部屋数が多い古民家などは、宿泊施設(民泊)への活用もありますが、
さらなる問題が出てきます。

活用
空き家になる前は、投資物件として考えていた人も
多いのではないでしょうか。
不動産投資は以前も書きましたが、長期的なヴィジョンが必要です。
「一喜一憂」するのではなく、
買い手、借り手が見つからないという期間があることを
覚悟しなければなりません。

人生同様、住まいのライフプランも不可欠です。

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